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zoom RSS 清里で家を建てる時に思うことA

<<   作成日時 : 2016/10/10 22:24   >>

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ずいぶん前の続編です。

前回は土地の選び方的なことを書きました。

覚えていらっしゃらない方は、前のを読んでみてください。


あの時には触れてなかったのですが、

場所によっては、以前はどんな土地だったか?なんてことも

聞いたり調べたりした方がよさそうですね。

それによって地質の心配などがある場合がありますからね。


また、不動産屋さんや、工務店さんなどは詳しいと思いますが、

通常の地域ごとの建蔽率や高さ制限などのほかに

例えば隣地からのセットバックのほか、

急傾斜地がある場合は崖から何メートルは建てられないなども

ありますので、その辺も事前に調べておいた方がいいですよね。


さて、ここまでは前回の補足。

今回はまずこんなことから書いてみます。



家の作りやうは、夏をむねとすべし。

冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。

深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、遥かに涼し。

細かなる物を見るに、遣戸は、蔀の間よりも明し。

天井の高きは、冬寒く、燈暗し。造作は、用なき所を作りたる、

見るも面白く、万の用にも立ちてよしとぞ、人の定め合ひ侍りし。



これは徒然草の第55段。有名な一文なので、ご存じの方も多いかと思います。

これって、一昔前までは実は家を建てる時には当たり前の事でした。

そう、夏の住みやすさを優先作るのが良い、これです。

清里は冬は寒いから冬を優先しないと、そう思いがちですが、

それはどうにでもなることなんです。


断熱材を入れられるだけ入れる、これだけでもかなり違います。

冬の寒さだけでなく、もちろん夏の暑さも凌ぐことにつながります。

まず、その夏の事からか考えましょうかね?

標高が1000m以上ある清里でも、

最近では真夏は30℃を超えることもあります。

そこで思い出していただきたいのは、

昔の民家、そう古民家です。

まずたいていの家は、日の当たる南側に広葉樹を植えてましたよね。

これは、夏は葉が茂り日を遮り、

冬は葉を落として日を入れることができる。

これは大事です。


そこで、忘れてはいけないことは、日の光は暑い、ということ。

なので、単純に、眺めがいい方がいい、眺望のために大きな窓、

明るい部屋にするために太陽が降り注ぐ・・・

などは、一歩間違うとおのずと暑い家になってしまうんですね。


古民家などは、いい風が通って夏でも涼しい部屋などありますが、

決して明るくはないですもんね。

もちろん、エアコンやクーラーをつけたような涼しさはないですが、

風が通るような家にしてあげて、日差しを遮れるようにすれば

そして、断熱材をしっかり入れてあげれば

夏を気持ちよく過ごせる家になるはずです。


クーラーは良くないですね。

あの涼しさは体の芯から冷えるような人工的な感じがしません?

それに、あの室外機は熱を外に出して、ただでさえ暑い外気をさらに暑くしてしまいます。


では、その涼しい風は?

これが、前回から思わせぶりに書いていた、家の周囲の木々が大事な答えなんです。

周りにちょっとした森や林があると、そこを抜けてくる風は驚くほど涼しいものになります。

また、逆に、強風の時などそれを弱めてくれる利点もあります。


そういう意味からも、森などを全部伐り拓いてしまった更地に家を建てるのではなく、

森の中にある、一部を拓いた場所などがお勧めです。

ただ気を付けなくてはいけないのは、家の上にあまり葉が落ちるようなのは

屋根を痛めるので、木の種類などは考えなくてはいけませんね。

カラマツなどは屋根の角度にもよりますが、

屋根に積もるとなかなかやっかいです。


ある管理別荘地があります。

他でもよくあるように、そこは別荘だけでなく、定住されている方も多いです。

そこのすごいところは、伐り拓いていない土地を売る際に、

その敷地の地図に生えている木の詳細を記入したものをくれるそうです。

ここにはこんな木があるよ、と書いてあるだけでなく、

この木はこんな花が咲きます、この木はこんな実がなります、

この木にはこんな鳥がやってきて、この木にはリスがやってきます、

みたいなね。

それを踏まえて、あなたは家を建てる時、どの木を伐って

どの木を残しますか?と考えてもらう訳です。

これって素敵ですよね。

何でもかんでも伐ってしまって更地にしてしまうよりね。

山は森や木を残すこと、守ることを前提に考えている感じが伝わってきます。


とは言え、更地で買ってしまって家を建ててしまった方は、

まだ間に合いいますよ。

是非、木を植えてください。

どんな花が咲くのか、どんな実がなるのか、大きくなって日を遮ってくれることを考え、

強風を遮ってくれることを考え、

自分が植えた木が、再び山の木の一部になることを想像して。


長くなってしまいましたね。

次回は冬を考えた家や暖房などについて書いてみましょうかね。

では。

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