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zoom RSS 八ヶ岳南麓餌台の攻防

<<   作成日時 : 2013/02/02 00:36   >>

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八ヶ岳南麓に位置する餌台の攻防は早朝から熾烈を極めた。

先に餌台を陣取り、

その周囲にも防御の兵を固めたのはアトリ軍。

総勢は1万5千。

その陣営を、アトリ軍を上回る2万もの軍勢で

果敢に攻め立てるのがカワラヒワ軍である。


アトリ軍は餌台の中央に、

名を馳せた槍の名手でもあるがごとくの1人を置き、

縦横無尽に攻めてくるカワラヒワを威嚇し、追い立てる。

攻撃が盛んになってくると、

加勢の1人が餌台の屋根に上がり連携を図りながら

上からの敵の攻撃に備える。


カワラヒワ軍はアトリ軍より1歩下がった南の高台から、旗指物を連ねたごとく、

戦いに加わらずただ戦場を見下ろしている部隊をも置き、

その軍勢の多さを誇示しつつ精神的にも圧力をかける。

また一方で、餌台を空中から攻め立てアトリ軍の眼を集中させつつ、

戦いに加わらず餌台の下でこぼれ落ちている兵糧をひたすら集める部隊を出す周到さ。


ついに入れ替わり立ち替わり攻め立てるカワラヒワ軍が、

疲れの見え始めたアトリ軍から餌台を奪取する。


これで餌台は平定されたように見えたが、この平穏な時は一瞬であった。


カワラヒワ軍は、餌台の中央に1羽、そのすぐ近くにも数羽の兵を置く。

カワラヒワながら鶴翼の陣である。

しかし、万全の体制のように見えるがここに過ちがある事に、

まだカワラヒワは気づいていない。


鶴翼の陣は実は隙も多く、

相手が小兵力でも複数の方向から攻めてくる恐れのある場合には不利

と言われる陣形。

その上、カワラヒワ軍の兵たちも先の戦いでの疲労が回復しきってはいない。


そんな間隙を縫って餌台に突入するのが、

シジュウカラやコガラなどのこの地方の守護である。

彼らは徒党を組むことなく、複数の単騎で餌台を攻め立てる。

結果的に、これによりかなりの兵糧を奪われることとなる。

ここに兵を立て直したアトリ軍が戻り、

守護のカラ一族とともに再び攻めにかかる。

この宿命ともいえる戦を繰り返しつつ、時には和睦をしつつ相手を牽制し、

様子をうかがいつつも、再び消耗戦とも言える餌台の戦いは続いていく。


そこにかねてより餌台に注目していた、

猛将としても名高いシメ氏やイカル氏が交互に餌台に現れる。

北と南を結ぶ重要な幹線にある補給所となり得るからである。


カワラヒワ氏、アトリ氏ともに、激しい消耗戦の後ということもあり、

また、少ない軍勢ながらも戦い慣れた威厳を示す彼らの立ち寄りに、

その度に餌台を明け渡すことになる。


彼らが立ち退くと、また戦いが勃発する、その繰り返しだ。

かつての川中島の武田信玄と上杉謙信の度重なる戦いを

遥かに凌ぐほどの長い長い戦いである。



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