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zoom RSS 清里での自然との付き合い方 #kiyosato

<<   作成日時 : 2012/03/15 22:46   >>

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今日の清里は、朝のうちは曇りがちな空模様。

時々、雲が切れてうっすら照りつけ、時々、激しく照りつける。

そして、また隠れる。

そんな天気だった。


起きてすぐは部屋もまだ暖かく、日が差し込んだりすれば

ストーブを焚かなくても十分いられるような感じだったが、

日が陰る時間が長いと、部屋さえも急に冷え込んだ。

このままストーブなしでも・・・など思ってはいたが、

そして、ちゃんと着込めばいられただろうが、

Tシャツ姿の僕はストーブに火を入れた。


ふと、外を見ると雪が舞っている。

風花だ。

ここでは太陽が出ていても、八ヶ岳のあたりで降っている雪が

飛ばされてくるのだ。

今日はそんな風花の中でも、かなり大きな粒の雪が舞っていた。


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昼近くなって、昼食をとりがてら出かけることにした。

一人で来て、一人で過ごし、ともすれば誰とも口をきかずに

過ごす清里も悪くない。

しかし、家族と来て、一人だと入りづらい、思いなしにどこかへ食べに出る

のはやはり楽しい。

どこかに行きたい、あそこに行ってあれを買いたい、なんて要望に

合わせて出かけるのも楽しかったりする。

一人もいいけど、みんなでいるのもいいものだとしみじみ思ったりもする。



グルッとまわって小淵沢まで行き、横断道で戻って来る時、

驚く物を見た。

シカの群れだ。

10頭や20頭のシカの群れはよく見かけるし、

最近ではそれくらいならたいして驚くこともなくなっていたが、

今日見たのは300頭はゆうにいるものすごい団体さんだった。

場所は県営牧場の上側。

普段なら牛が放たれている場所ではあるが、

その牛たちの数よりはるかに多い数のシカがそこにいた。


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まさに圧巻。

そこから清里に帰る途中にも、すぐ脇の森の中や、道路脇、

道路の真ん中にまでたくさんのシカがいた。


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清里まで戻り、小屋へ向かう途中、清泉寮のすぐ上で二匹のキツネを見かけた。

そのうちの一匹は右の前足の先がなかった。

多分、虎ばさみとかの罠でやられたのだろう。

所謂『北の国から』で言うところの「蛍のキツネ」だ。

まるでもう一匹を庇うようにしているキツネを見ていたら、

なんだか色々と考えさせられてしまった。


増えすぎたシカと食害。

人間のしかけた罠などで足を失ったキツネ。

そして、むやみやたらと木を伐り森を消しさる人。


難しいことだ。


生活のための猟はあっていい物だと思う。

森を育てるための間伐伐採もあっていい物だと思う。

しかし、それを最近ははき違えているのでは?

と思う事も少なくない。


そもそもは、生活のための狩りがあり、

生活のための伐採があった。

それらには「戴く」という思いが常に裏側にあり、

人びとも心には「足るを知る」思いがあったのではないだろうか?

それが自然のバランスを保っていたのではないだろうか?


それなのに今は、経済がどうこう、とか、価格競争とかで

日本の山の木は使われなくなり、林業も衰退する。

森が、山が荒れれば、そこに住む動物だっておかしくなる。

そして、一方で、都会への憧れだか、便利という言葉に騙されているのか、

山を丸坊主にするほど木を切り、コンクリで固めてしまう。


結局、すべては思いあがった人の起こしたことなのではないのか?

もういい加減目を覚ますべきだと思う。

前にも書いたことだが、『便利』という言葉が何よりも最高の物と

いうのは間違いである。

「便利」は突き詰めて求めるべきものではない。

ほどほどに便利、な物ならば、過去を振り返れば

その土地土地に根差した素敵な物がたくさんあるはずなのだから

それを見直すべきなのではないかと思う。


近代化の中で忘れ去られてしまっている昔の人々に知恵ほど、

自然にも、人にも、動物にも優しい「便利」がそこにあるような気がしている。


これからの時代の行政を率いていく立場にある人は、

そこに気づくべきだ。

森を伐り、山を削り、コンクリだらけの「街もどき」を作り、

一時の見せかけの栄光を目指すより、

先を見据えた、自分たちの子や孫の代を本当の意味で考えた

事ができる人こそ、そんな人に率いてほしいと思う。


そもそも、そんな「街もどき」を作ったって、すぐに廃墟になるのが

オチなんだけど、何度同じ失敗をすれば気づくのだろう。



清里に戻った夕方までには、雲はあらかたなくなり

山もきれいに見えるようになっていた。

夕焼けに照らされて、赤く色づく山々は寒い空気の中で

一層引き立つ。

これが当たり前に見えるこの場所が、

いつまでも当たり前であってほしいと心から思う。

そして、願う。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
スゴーイ!スゴイ!スゴイ!
鹿が300頭も〜!
それは、さぞかし圧巻だったでしょう!
アタシは、長坂から清里へ入るところの草むらで…
20頭程度の鹿を見てもコーフンしたのに
300…なんて見ちゃったら
きっと、嬉しくて眠れない(笑)

足先のないキツネなんて、見ちゃったら…
きっと、悲しくて泣いちゃうかもだ

人も、自然の一部なんだと…もっと意識しなきゃいけないと、いつも思う
みみこ。
2012/03/17 18:33
あのキツネが見つめる目は忘れられないです。
さすがに写真を撮ることもできなかったし。

そうなんですよね、人間は自然の一部。
そして、人が暮らしている所は、山だろうが、
都会だろうが、あくまでもお借りしている所なんですよね。
人間が一番偉い訳ではないし、そのお借りしている所を
我が物顔で好き勝手にしていい物でもないと思うのです。
アパートでもマンションでも、借りてそこを出る時には
経年劣化以外は、現状通りにして出るのが当然
なのと同じだと思うのですよ。

鳥や動物の住む所を侵略しているのは
実は人間。
人間は同じ事をされたら怒るのにね。
だから、そのうち自然に怒られると思うのですよ。
あ、もう怒ってるのかも・・・。
ぱや
2012/03/18 00:12
ぱやさん♪
今日…金曜日、週休で…高尾で梅を見てから、笛吹市の桃の花の開き具合を見て(笑)
それから清里に行きました!
途中で…30〜40頭程度の鹿がオヤツを食べている姿を見て、それから…清泉寮で休憩して…
夕食に草五庵でせいろと蕎麦がき!
結構中身の濃い一日を楽しみました(笑)
草五庵…美味しかった!特に、蕎麦がきをみたらし団子風にして頂いたのは、感激的!

ブログアップは、日曜夜とかになっちゃうかも…ですが、いつも色々と嬉しい情報をありがとう!って言いたくて、とりあえずご報告に参りました(笑)

本日、清里…夕方で16度位の気温ありましたよ♪
みみこ。
2012/03/31 00:14
今日の清里は結構あったかいけど、
でもそれは真冬と比べてって感じで、
今も小屋の北側は0度。
吹いてる風は時折強く、
冷たいです。
草五庵いいですよね。
今度は是非、夜とかにおまかせ
のメニュー食べてみてください。
本来の日本人の身体にあった、
食事ってこういうものなんだ、
なんて思っちゃうような美味しいメニュー
が出てきますよ。
でも、気に入ってもらえてよかったです。
ぱや
2012/04/01 11:25

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