梅雨の清里


雨の音しかしない朝。


東京の蒸し暑さが、まるで別の世界の事かと思えるほど、

冷え冷えとした朝。


Tシャツ一枚では少し肌寒いくらい。

外気温は20℃を切っていて、室内は20℃を少し上回る。

雨が激しいせいで、鳥も姿を見せない。


テラスの餌台に置いておいた餌やクルミはなくなっていて、

代わりに、ごちそうさまでした、というリスからの挨拶のように、

中身をきれいに食べたクルミの殻の半分だけが残されている。


起きぬけに一服しながら、コーヒーを沸かす。

雨の音以外に、はじめてパーコレータの沸き上がる音が加わる。

傍らのギターを引き寄せる。

ゆっくりと弦をはじく。


アコギの奏でる音は、ひっそりとした高原の朝に、

なんだかやけにはまるような気がする。

下手なギターもうまく聞こえる。

気温が少しだけ上がる。


途端に谷間から雲が湧き立つ。

辺りは靄に包まれる。

雨に洗われた深い緑と、靄のコントラスト。


梅雨には梅雨の顔を見せてくれる清里。

そして、その顔はほかの季節に負けないほど

素敵なもので、

僕を癒してくれる。


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